硬派の宿命・野望篇

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Telecaster・Judah風味

今年の年頭に渋谷でCat Powerの来日公演を観た。

その時期は某バンドのアルバムジャケット及びPV制作で忙殺されていた直後だった為に、とてもブログの方へ感想が書ける精神状態ではなかったのだが、非常に素晴らしいステージだった。
特にバックバンドの「Dirty Delta Blues」の演奏は最高にクールで、何よりCat Powerの存在を最初に知ったキッカケがギタリストであるJudah Bauer(ジュダ・バウアー)が参加しているということだった。

ご存知の通り、ジュダはNYのアンダーグラウンドシーンに於けるパンクブルースの雄The Jon Spencer Blues Explosionのギタリストとして90年代中盤頃からずっと注目していた。

正直、万人に訴え掛けるようなわかり易い派手さや強烈な自己主張はないけれど、ルーツミュージックに対する真摯さや畏敬の念が感じられるシンプルでツボを抑えたプレイには個人的に親近感のようなものを感じていた(実際、彼のフェイヴァリットであるキース・リチャーズ、スティーヴ・クロッパー、ロビー・ロバートソンらは、ギターに関する私の心の師匠でもある)。また、一貫してテレキャスターを愛用しているというセンスと頑固さも重要なポイントであった。

そんな彼が、近年愛用しているのが、ヘッドのロゴから推測するに66~67年辺りの、ラウンド貼りのローズ指板+サンバーストボディ(「カスタム」のようなバインディング無しで多分、材はアルダー)のテレキャスターである。こいつが生のステージで観た時、JSBXの時のブルースをベースにしたアグレッシヴなプレイとはまた違った、実に通好みな抑制の利いたサウンドを奏でていたのだ。まさに燻し銀。あと、何よりそのルックスが印象的だった。




おそらくキースの有名な5弦オープンG仕様のサンバーストテレ(67年頃の貼りメイプル指板)をモチーフにしたかのようなブラック1プライのピックガードに交換してあることがまず目を引く。あとは細かなパーツの変更が施してある(これは後述します)。

これらはすべてNYの工房Imai Guitarsでカスタマイズされたものとの事。肖像権の問題でこちらにジュダのギターの写真は無断で転載出来ないので、イマイ氏のブログ記事をリンクしておきますのでご覧あれ。
"Judah Bauer and Cat Power"

で、そのジュダのテレと極めてオリジナルスペックが近いCSの63テレキャスターNOSを先日入手したので、早速同じようにカスタマイズ(というか、単なるパーツ交換だが)してみようと思った次第。おそらく「ジュダ・バウアー・モデル」を再現しているのなんて世界広しと言えど私ぐらいではないかな?比較的マイナーなプレイヤーだし(ジュダ、ゴメンよ...)。

取り敢えず、目に見える範囲で交換するパーツとしては、

・ピックガード / ホワイト3P→ブラック1P
・ブリッジサドル / スチール製スパイラル→ブラス製
・セレクターノブ / 60s型ブラック→50s型ホワイト

簡単に言ってしまうと、すべて50年代初頭の仕様のパーツに変更するということだ。
以下、オリジナル状態&カスタマイズ後の写真。

R0010122.jpg

R0010125.jpg

徹底的に再現出来なかった部分は、ヘッドのロゴ(63NOSは1世代古いスパゲッティロゴ)とピックガードのピスが8点止めでなく5点止めだという点(この辺、あからさまに「ドンズバ」にしたくないという私の天の邪鬼な性質故かも知れない)。
あと足りないはボディのキズや劣化具合だが(ジュダの物はヴィンテージだから当然だけれど)これは使い込みながら経年変化でヤレて味が出てくることをこれから先楽しんでいきたいと思っている。所謂「余地」を残した格好だ。

嗚呼~、コイツを使う為に久々にバンドやりたくなった。
Chanみたいにスタイリッシュでオリジナリティ溢れてて、かつ先達への畏敬の念を忘れないような女性ヴォーカリスト、居ないかな?

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ツイン・ギター考

ツイン・ギターとは互いの「間合い」と「呼吸」が肝心なのだ、と教えてくれた曲。
両者があらかじめ決めてあることを単純に平行線で淡々と繰り返していては意味がない。どちらかが技量的に突出しているというのもあまり面白くない(タイプの違いは別として)。
明確に役割分担した上でのジャムセッション的偶発性と、そこに対応する瞬間的な「呼応」がなければ、それは単なるお稽古事の延長である。



そういえば学生の頃、この曲の入ったライブアルバムを聴いていたら、
「リズムパートのギターは絶対にクロッパーが弾いている!」と言って譲らない男がいた。
この映像を観れば、それが1/2の確率で的外れな見解であったことが彼にもわかるだろう。

これは「クロッパー=カッティング」というステレオタイプな固定観念によるイージーな誤解である。
素直に耳を澄ませて聴けば、単音フレーズの野太いサウンドがあのクロッパーのテレキャスターによって奏でられていることが容易に理解出来る。

この曲を支配しているのはマット・マーフィーのリズムギターであり(無論、ダック・ダンのベースもだが)ES-335を使用したカッティングはフェンダー系のサウンドとはまったく異質なギラつきがあるのが特徴だ。そこにクロッパーの無骨なトゥワンギーさが重なるイントロと間奏の緊張感がたまらない。

...御託はともあれ、理屈等抜きで格好良い曲なので是非ご一聴のほどを。

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