硬派の宿命・野望篇

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

HUGO PRATT

個人的に、最近めっきり以前のダイナミズムを感じられなくなっているMySpaceであるが、そんな中でも極上の出会いがまだまだあるものだと知らしめた一件。

以前、あるフランスの方からフレンドのリクエストがあり(おそらく私の作品があちらのwebマガジンで紹介されたからだと思う)その人は一般の方だったのだが、トップページに水彩で描かれた軍人と思しき男性のイラストが数点掲載されていたのだ。それがまた見事な筆さばきで、生き生きとしたキャラクターも非常に印象的だった。

それらの画像のキャプションを見ると「HUGO PRATT」の名が。

で、その人のトップフレンドを探すと、あった。筆頭に「HUGO PRATT」。
そのアイコン写真には眼光鋭き白髪の老紳士の姿があった。

早速「HUGO PRATT」なる人物のスペースへと飛ぶ。
ああ、やはりこの人が作者だ。そうか、イタリア人なのか。81歳。随分高齢だな。

そこには件の魅力的な軍人像の描かれたイラストが大量に掲載されている。それらの多くは古い雑誌の表紙で、どうやらこのキャラクターはシリーズ物コミックの登場人物のようだ。
更には本人の写真、そして軍服を着た若者のモノクロ写真が数点。

-------

HUGO PRATT(ユーゴ・プラット / ウーゴ・プラット)

1927年6月15日ヴェネチア生まれ。少年時代からコミックとハリウッド映画に魅せられていた。軍人の息子であったが、戦争と植民地主義を軽蔑し、父親の赴任地アビシニア(現在のエチオピア)に住んだ時も一時兵士にはなったが、敵であるはずのアフリカ人たちと友情を育んでいた。
イタリアに戻ってからコミック作家となったが、国土を引き裂く内乱の愚を見ていられず、1949年にはアルゼンチンに移住し、コミックの仕事を続けた。アメリカン・コミックや西部劇を愛するユーゴはアメリカ、西インド諸島、南米を旅し、ネイティブ・アメリカンたちと親交を深めた。

1960年、ロンドンに移り、1962年にイタリアへと帰国した。ジェノバのパトロン、フロレンツォ・イヴァルディから資金を得て、1967年に初めてコルト・マルテーズが登場する『The Ballad of Salt Sea』を出版した。
1970年からはフランスに住み、コルト・マルテーズをシリーズ化し、自身の体験から生まれた世界中を股に駆けるヒーローは読者からも評論家からも高い評価を得ることになり、15ヶ国語に翻訳された。1984年からはスイスに移住するが、コルト・マルテーズにより世界的な成功を収めたユーゴは遊牧民のように旅を続け、カナダ、アフリカ、大平洋諸国と世界を駆け巡り、1995年8月20日、癌のため死去した。


HUGO PRATT(MySpace)
コルトマルテーズ(映画版)

------

そんな大物だったのか...すでに亡くなっていたとは残念だ。
しかし、これまで彼の存在はまったく知らなんだ。フランスのコミック"BD"(「バンド・デシネ」の略)の作家では大御所のメビウスが昔から有名だけど、余程突っ込んだマニアじゃないと彼の地の業界の状況はよくわからないものだ。ガキ向けのくだらない現行国内コミックの情報なんてどうでもいいから、メディアはこうした海外の良質な作家の作品をもっと積極的に紹介してくれと言いたくなる。

それにしてもHUGOさんの描くコルトマルテーズの魅力的なことよ。同時に、彼の半生も実に興味深い。まるでヘミングウェイやハメット、フォーサイスを彷彿とさせる「行動する作家」だ。
遅ればせながら惚れ込んだ。今後、彼の作品についてさらに調査しなくてはならないだろう。

とにかく、まずは彼の描いた「一枚絵」を、一人でも多くの方々に見て頂きたい。



イギリスの海兵とセビリアのジプシーの間に生まれたコルトマルテーズはその素性さえもがとても興味深い。弱者の味方で抜群のユーモアのセンスと気品を兼ね備えたコルトマルテーズは伝説のヒーローであり、名誉を重んじる英雄だ。冒険を求めて旅をするのではなく、冒険が彼を求めてやってくるのだ。自由と人権を尊重し夢と宝を手にするため世界中を旅をする。

swatch eye onlyさんのエントリー「コルトマルテーズについて知る」より抜粋)

続きを読む »

スポンサーサイト

 | HOME | 

■ プロフィール

泰山 / TAIZAN

Author:泰山 / TAIZAN
I'm a man.
I'm just an average guy.

■ 最新記事

■ 最新コメント

■ 最新トラックバック

■ 月別アーカイブ

■ カテゴリ

■ RSSリンクの表示

■ RSSリンクの表示

■ 検索フォーム

■ RSSリンクの表示

■ ブロとも申請フォーム

■ QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。