硬派の宿命・野望篇

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必死という言葉

近年はよく他者を「必死になってる」と言って揶揄する場面を耳に(目に)するが、人が必死さを見せる姿の一体どこがおかしいのであろうか。

高度経済成長時代を支えた私の父親たちの世代はウンザリするほど年がら年中必死さをアピールしていた。外でも家庭の中ですらも。
そんな姿を見て育った子供たちが「もう時代が違うよ」とシラケてしまうのは実にシンプルで分かり易い話だが、そもそも人間の精神の在り方に古いも新しいもないだろう。

80年代以降の、こうした斜に構えた視線や態度が、現在のこの国の衰退を招いたとしか私には思えない。

自分も20代の頃は生意気盛りで散々大人に対して斜に構えていたが、もうそんな態度には飽き飽きしたし、そういう姿勢自体がこれから落ち込んでゆくこの国を生き抜いていく上でマッチしない時代遅れの思考なのだと思っている。

まだまだ発展途上で伸びしろがある人間は大いにあがいて必死さを外に訴えるべきだ。持たざる者が先手打って守りに入ってどうすると言いたい。

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