硬派の宿命・野望篇

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今、世の中には大河ドラマが足りない

土曜日の全日横浜文体大会へ行ってきました。詳細は以下のリンクで。

全日本プロレス「FLASHING TOUR 2009」最終戦

で、肝心の船木 vs 鈴木みのる戦。

この幕切れには、正直言って「まあ、こんなものだろうなあ」という感想。
プロレスとは連続する大河ドラマであり、興行論の観点からするとチケットを買ってくれたお客をいかに満足させるかということよりも、いざ興行が始まった時点で、次にこれらのストーリーをどう転がしてゆくかということがすでに主催者側の最大の焦点となっている筈。

そもそも船木が復帰してまだ一ヶ月足らず。ここで因縁の深い両者の決着を綺麗に付けるわけがないという道理は、ちょっとプロレスを見続けている人間なら誰でも判るハズだが、それでも会場のそこかしこからは「延長!」コールやら「金返せ!」といったピュアな怒号が渦巻いていた(かと言って暴動を起こすほどのエネルギーがあるわけではない)。
また、序盤のUスタイル的展開の際には「ここはパンクラスじゃねえぞ!」やら、船木のラッシュに対してブーイングが飛び交うという排他的な状況。やはり「パッケージプロレス」を標榜する生粋の武藤全日ファンには船木のいびつなアプローチはなかなか受け入れられないのだなと実感しながら、セミファイナルとメインを観戦せずにそそくさと野毛の歓楽街へと退散したのであった。

今現在主流となっている観客はその瞬間の刹那的でミニマムな充足感を求め過ぎていると思う。レスラーたち、そして自身の人生も、この先まだまだ続いていくというのに、一体何を焦っているのだろうか(これは昭和の時代に会場で暴動を起こしたような我々世代のファンの過去も同様だったが)。
8月の両国での復帰戦も、長らく船木がファンの期待を散々スカし続けてきたからこそ醸し出せた期待と緊張感であり、そうした過程を経てようやく得ることの出来た極上のカタルシスだったと私は思っている。

結果として、相変わらず船木の今後の動向からは目が離せない。こんな特異なレスラー人生を送っている者は他に見当たらないし、過去にも存在しなかったからだ。この先の展開がまったく読めないところが実に興味深い。これからも沸点の低い平成のデルフィンたちのニーズなどには目もくれず、空気の読めない・読ませないファイトスタイルを貫いていって欲しい。

背負い込んだ過去を清算し、他者の思惑などお構いなしで道なき道を行く。
ひょっとしたら私は今、彼の人生に共感しているのかも知れない。滅多にこんなヤワな心境にはならないのだが、これもやはり年月の重みだろうか。

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