硬派の宿命・野望篇

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桜花

住居の裏手にある桜。大分花が開いてきた。

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「桜花」という言葉で真っ先に思い出すもの。

桜花(おうか)は大日本帝国海軍が太平洋戦争(大東亜戦争)中の昭和19年(1944年)に開発した特攻兵器である。昭和20年(1945年)より実戦に投入された。専門に開発、実用化、量産された航空特攻兵器としては世界唯一の存在である。

桜花は、機首部に大型の徹甲爆弾を搭載した小型の航空特攻兵器で、目標付近まで母機で運んで切り離し、その後は搭乗員が誘導して目標に体当たりさせる。

正規軍の制式武器としては世界に類を見ない有人誘導式ミサイルで、「人間爆弾」と呼べるものであるが、日本海軍では本土決戦への有力な兵器と見なし、陸上基地からカタパルトで発進させることができる四三乙型などの大量配備を図ろうとしていた。


「桜花 (航空機)」
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

桜といえば「花見酒」と連想される方々が私の周囲には大半かも知れないが、こういうものが開発されるような時代背景を経て我々が今ここに存在していることを決して忘れてはならない。

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春たけなわ

どころか、ようやく咲き始めた桜の花が蕾に戻っちまうんじゃないか?と心配するほどの寒さがぶり返してきた日曜の昼。上京直前の兄チャンたちのお披露目が渋谷の大きなレコード店であるっていうから駆けつけた。人だらけの休日の渋谷界隈に突っ込むなんてのはこんなことでも無ければまず自発的にはやらない。

若い若いと思っていたが、彼らの後から追い上げて来る次の世代もすでに台頭している状況。この世界の新陳代謝は凄まじいものがある。気を抜いたらあっという間にロートルだ。心して掛かれよ。

なんて、本当は人の心配ばかりしてられない。
取り敢えずお前はこれから何をやるつもりだ?
若さに焚き付けられ、帰路でひたすら自問自答してしまった。そんな年度末。

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「黒F」近影

今、こんなスタイルで持ち歩いてます。

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レンズは Ai Nikkor 45mm F2.8P のシルバー。
ストラップは ARTISAN & ARTIST の組紐タイプ(朱色っぽい赤)。
シャッターボタンにはAR-1を装着。
フィルムはカラーネガ現像可能なモノクロの Kodak BW400CN。

これに単体露出計(SEKONIC ツインメイト L-208)を念のために携帯(基本、勘露出)。

携帯性と共に、イカツい「F」が平成の街並にも溶け込む様、考慮した次第。
どーですかッ!

SLOW STARTER

ちょっと前の記事なのだが、旧い友人の" R&Rピアノマン" 伊東ミキオ氏が自身のブログで、15年ほど前の駆け出しの私がアートディレクションを手掛けた彼の率いていたバンド「Sailin' Shoes」のアルバム『SLOW STARTER』のブックレットに描いたイラストを掲載してくれている。いや~懐かしい!
(以下のリンクからご覧下さい)

mikio.net Blog「燃える。」2010.03.10

「Sailin' Shoes」は全員が九州男児で、ミッキー(ミキオ氏のニックネーム)はリーゼントに細身のスーツという実に「とっぽい」立ち姿で鍵盤を弾きながら唄うという当時としては変則的なスタイルで、サウンド的にはフェイセズやNRBQを彷彿とさせるような通好みのロックンロールバンドだった。
当初は私も単なるいちファンとして彼らを目撃し続けていたのだが、当時のギタリストの故・小島史郎との個人的な付き合いがあった関係で何時の間にやらインサイダーになっていたという次第。

彼らはmaxiシングルとアルバムを1枚づつ発表した後に解散。
その後、リーダーのミッキーは佐野元春やTHE MODSといった錚々たる大物アーティストたちとの共演を経て、ここ10年ほどはウルフルズのサポートキーボーディストとして準メンバー的に活躍。また同時に自身のソロ活動も旺盛に展開している。数年前に再会した際、彼のソロツアーの物販のデザインを手伝わせて貰ったこともある。

昨年、私が「ギター・マガジン」の表紙イラストを担当した際、ミッキーから突然携帯に連絡があった。

「コウちゃん(私の本名)見たよ!やっぱりやり続けるって大事だよ!」

嬉しさと同時に、現在進行形で疾走している男だからこそ発せられる言葉の重みを実感した。ミッキー、機会があったらまた一緒に面白いことやろうぜ!



黒塗りの "F"

「エッ、今やブラックのニコンFがこんな値段で買えるの?」

という驚愕の事実を店頭で知った数分後にショウケースからブツを取り出して貰い暫し操作。更に数十分後には手提げの紙袋をブラ下げて家路に就いていた。急速なデジタル化による銀塩カメラの価値の暴落と世界的なデフレが私にこの様な突発的行動を行使させたのである(あくまで状況に責任転嫁する)。

ニコンの銀塩一眼レフカメラ製品一覧

シルバーのFは5年ほど前に所有していた時期がある。ブラックはまだ高くて買えなかった。
当時はライカM3も所有していて、ベトナム戦争時に戦場で活躍したという背景を持つ両機種を並べて「こいつらも激動の時代を乗り越えて今自分の手元に在るのだなあ」なんて感慨に耽っていたものだ。
その後、時代はすっかりデジカメ主流となってしてしまい、私もご多分に漏れずそちらに投資しなけらばならなくなり、金策の為に殆ど使用する機会が無くなっていた銀塩一眼レフをあらかた手放してしまった。残ったのはデジタルでも使えるレンズばかり。夢想は現実に敗北したのであった。

現在の使用目的に見合ったデジタル機材が一通り揃ったところで、再び機械式銀塩カメラが欲しくなった。感傷的かも知れないが、昔から憧れていた黒塗りの一眼レフ(私たちの世代だと、ニコンならF2かF3、キヤノンならF-1かNew F-1が垂涎の的だった)を自身の傍らに置いておきたくなった。そこでこのブラックのFに出会してしまったのだ。これはもう当然の成り行き...である。

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露出計が付いてないからラチチュードの広いネガフィルムを詰めて、「カメラ女子」みたいに長いストラップをタスキ掛けにして気軽にブラパチするのだ!

静かに暮らす いらつきを

現在、禁煙開始から18日経過。絶賛「禁煙鬱」中。

3年ほど前にタバコ止めた時にも同様な症状が出たのだが(精神不安定や疑心暗鬼)一度経験しているから、脳味噌の中があちこちアザだらけになりながらもどうにか乗り切れそうではある。体内の毒素が抜け切るまでの辛抱。

しかしキツイものはキツイ...そこで偶然だが、このビデオをYouTubeで観た。


野性のある日 叫びをやめたら

このマチに 俺がなくなる

約束の土地で 生まれてみせろ

やめても消せない 裸の気持ちを



荒ぶる魂はそのまま放置して、好きなだけ咆哮させておけばいい。下手に飼いならそうとしても無駄なだけだ...お前ならよくわかってることだろう?
流れに身を任せる...そう思うと妙にリラックス出来た。泉谷に感謝。



やはりチャボは一歩引いたポジションに居る時が光っている。これは私が格好いいと思うギタリストの絶対条件。

『夜来香海峡 』 船戸与一

昨夏頃から仕事が絶えることなく続いていたお陰で、長らく読書(主に小説)すること自体が日常的に億劫になっていた(あと、物理的精神的にも無理があった)。ようやく一段落したのでこの機会に溜まりに溜まった「積ん読本」をぼちぼち片付けていこうと思う。

ということで、以上を「何故このタイミングでこの作品?」という疑問への返答とさせて頂きます。
以下、レビューなどとは呼べない感想文をば。

まず、ざっと粗筋を。

深刻な嫁不足に困窮する地方の農家の独身男性に向けて、中国の寒村から女性を斡旋し国際結婚を世話するというNPO法人の組織を運営する主人公。
ある日、彼の顧客の一人の花嫁が突然失踪する。組織の威信を懸けて女を追う主人公。そこに同じ目的で彼に関わってくる広域暴力組織の構成員との呉越同舟。
徐々に明らかとなってゆく失踪した女の過去とそれを取り巻く深い闇。次々に起こる殺人事件。謎の殺し屋の暗躍。日・中・露の国境を越えた暗黒社会の派閥闘争。物語は秋田から青森、そして北海道へと移行してゆく。

主人公は、とにかく人間的魅力が皆無な40代後半の男。妻と息子・娘との折り合いも悪く家庭崩壊寸前で、職場の部下の女といい仲になっている。仕事は旺盛にこなすが根っ子の部分で気が小ささく常に自己保身に汲々としている。船戸作品で描かれることの多い典型的な現代日本人の「傍観者」である(また、逆に言うと平均的な読者が最も感情移入し易い人物像でもあるのだが)。

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この中年男が、性格の破綻した暴力組織の構成員とその部下や、自分が雇っている大学生の調査員アルバイター(こいつが抜群の胆力と行動・判断力を併せ持っている)、そして彼が少年の頃から憧れ続けてきた鳶の頭領だった叔父との関わりを通じて、逃亡した女を追跡しながら様々な非日常及び非合法な事象に巻き込まれていくうちに周囲から影響され、行動者として内面が変貌してゆく過程が描かれている。これもまた一種の教養小説と言ってもいいだろう。

ところが、だ。ラスト。彼は結果的に独り残されることとなる。
物語冒頭で酒浸りだった元鳶の叔父は久し振りに会いに訪れた彼の心理的SOSを感知して力になるべく、怠惰な生活を脱却し自身の心身を鍛え直し甥っ子の元へ颯爽と現れ、彼の引き蘢りの一人息子を鍛え直し社会復帰までさせていた。しかし、事件に巻き込まれた老人が退場することによって息子は引き蘢りに逆戻りし、夫婦の関係も冷え込んだまま家庭崩壊は何ら解決することなくだらだらと今後も続いていく羽目になる。
彼自身もまた、この一件に関わることで図らずも自らの獣性に目覚めていったのだが、すべてが終わった後には元の木阿弥、或はそれ以上の精神的なスケールダウンに陥りこれまでの事業も手放すこととなる。

結局主人公の男は様々な事件や人間たちの渦に放り込まれただけで、オノレ独りでは何事も変革出来ないのである。現状を一寸も是正させる力も無く只々このまま生き腐れてゆくのみ...。

彼が憧れた古き良き日本男児たちは時間の経過と共にどんどん死滅してゆく。
彼が育てるべき才気溢れる若者たちの能力は開花することなく浪費されてゆく。

戦後日本に生まれ、バブル景気に青春を謳歌し、経済の破綻により自身の身の振り方までも目算が狂わされてしまった世代。そして過去からも未来からも隔絶されてしまった世代。
本編の40代後半の主人公はまさに現代の日本の先行き不透明な立ち居値を暗喩した存在と言えるだろう。まるで船戸から「もうお前らじゃ駄目なんだよ」と突き放されたような気分になった。一応ラストシーンに救いは残されているが、根本的には何時もの如く何も解決などされていないのである。

だが、船戸作品が凡百なノワール小説と違うところは、酷薄な現実を乗り越えようとする気力の灯を我々に着火してくれる所にある。たとえそれが、散々途方に暮れた後はもう身体張って動き出すしかないだろう、という結論に至る様な蛮勇であっても有り難い。


夜来香海峡 (100周年書き下ろし)夜来香海峡 (100周年書き下ろし)
(2009/05/29)
船戸 与一

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別府→福岡→東京

先週は久々にircleのライブを観た。

初めて彼らのステージを生で体験してから丁度1年が経過する。
最初にアートディレクションの話を貰い、CDジャケットのイラストの為のロケハンで彼らの故郷の別府の街まで赴いたのがおよそ1年半前だった。

その間に何度もステージを目撃したり、レコーディングを見学したり、電話で話たりと、接触する機会は何度もあったのだが、先日のライブ終演後に初めてメンバーと共に杯を交わす機会に恵まれた。

まるで地方に住んでいる親戚の子たちが揃って社会人になり、この春から都会に出て来ることを祝うような晴れやかな気持ちになる。
この夜の芋焼酎は、そんな私の気分をより助長してくれたのであった。

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ワイルドサイドを歩く

twitterをご覧でない皆様へ、近況報告。

またしても体調不良で床に突っ伏してました。
半年前とまったく同じ症状。季節の変わり目はどうもいけない。
本日から3月ということで、新年度に向けて新たな気持ちで仕切り直したい所存です。

行く先は、道なき荒野。心して掛かるぜい。



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Author:泰山 / TAIZAN
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I'm just an average guy.

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