硬派の宿命・野望篇

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

THE GROOVERS #1

日曜。吉祥寺・ROCK JOINT GBにてTHE GROOVERSのワンマンを観た。実に10数年振りになる。

THE GROOVERSはデビュー時の4人編成の時代からその存在は知っていたが、俄然興味を持ったのはギタリストの藤井一彦が「頭脳警察」のリユニオンに参加したという情報を得てからである。

どういう経緯なのかは定かではなかったが、自分と同世代の一彦が数々の武勇伝を持つ極めてポリティカルな伝説のバンドに参加するという不可思議なバランスが、当時の私の瑞々しい好奇心をヒリヒリと刺激したのは確かだった(それは80年代に「無共闘世代」と揶揄された我々が、「ひょっとしたら俺たちにも自分の誇りの為に闘って死ねる場所があるんじゃないのか?」という可能性を、上の世代と「共闘」している一彦の姿を見て感じ取ったからではないか...なんて、今になってこじつけてみたりする)。

一度だけ4人編成時代の彼らを生で観るチャンスがあった。
忘れもしない91年夏の川崎クラブ・チッタでの「ジョニー・サンダース追悼ライブ」への出演。ところが当日会場へ行くと「本日出演予定のザ・グルーヴァーズは諸事情によりキャンセルとなりました」との張り紙が。よって、残念ながら私はこの日彼らを観ることが叶わなかった。
直後、ヴォーカリストの脱退、そして残ったメンバーで3ピースバンドとして活動を続ける旨が専門誌等にアナウンスされていた。

その後、彼らは既存の曲を捨て新たなレパートリーを書き貯め、まったく新しいバンドと言っても過言ではないほどに生まれ変わった形態で再出発する。
その時の私の一彦への期待は、シド・バレットを失った時のロジャー・ウォータース、イアン・カーティスを失った時のバーナード・サムナー、大江慎也を失った時の花田裕之の姿を重ね合わせで見ていたのかも知れない。

「果たしてどう出るのだろう、あの男は...?」

数ヶ月後、初めて彼らのステージを下北沢シェルターで観た。
今から考えると、まだまだ拙かった一彦のヴォーカルは、自身の現在のリアルな立ち位置を精一杯高らかに表明していた。その姿は実に生々しくも潔かったと、この眼と耳と皮膚が今でも記憶している。



(この項続く)

スポンサーサイト

 | HOME | 

■ プロフィール

Author:泰山 / TAIZAN
I'm a man.
I'm just an average guy.

■ 最新記事

■ 最新コメント

■ 最新トラックバック

■ 月別アーカイブ

■ カテゴリ

■ RSSリンクの表示

■ RSSリンクの表示

■ 検索フォーム

■ RSSリンクの表示

■ ブロとも申請フォーム

■ QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。