硬派の宿命・野望篇

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ぼくはこんな絵を描いてきた・その1

ちょっと前に両親と会食した際に、母が実家から私が中~高校生の頃に描いた絵をいくつか持参したきた。

すべてが官製ハガキに描かれていて、おそらくこれらは頻繁に『月刊&別冊ゴング』や『デラプロ』にプロレスラーの似顔絵を投稿していた頃の「ボツ原稿」なのであろう(実際、『ゴング』は投稿すれば10割の確率で掲載されていた...『デラプロ』はかなりの難関で、それでも1回載ったことがある)。

我ながら微笑ましいものなので、その中からいくつかをご開帳。

ハガキー1

咆哮するA猪木。

Gペンと「開明墨汁」による荒々しいタッチやカケアミ処理など、当時マンガ家になりたくて「マンガ入門」とかを貪り読んで、見よう見真似で習得した技法をフル動員で描いてますな...まさしく70年代の「劇画調」スタイル。ちなみに当時のニューウェイヴの旗手・大友克洋の洗礼を浴びるのはこの直後のこと。以降、これらの技法はすべて捨て去った。

で、くるりとハガキを裏返し、宛名欄を見て衝撃が走った。


ハガキ-2


「エッ、俺、大それたことに山藤章二さんに挑戦しようとしてたの?!」と(笑)
正直、この件についてはすっかり記憶からスッポリとなくなっていた。

投稿作品のレベルの高さで有名だった「週刊朝日」の「似顔絵塾」に若干16歳でトライしようとしていたなんて、なかなか見所があるではないか、泰山少年よ(しかも「高一」を強調するしたたかさ)。

ところが、今まで実家に在ったってことはだなぁ、それは何らかの理由があって投稿しなかったんだろう...ここで臆してしまうのが泰山少年のシャイな性質であり、限界でもあった。

※(本エントリーに関しては「コメント欄」復活させました。リアクション頂けると嬉しいです)

<この項続く>

■ コメント

 コメント欄でははじめまして!EAbaseこと887です。

まったく世代は異なりますが私も高校1年の頃くらいに美術部にて石膏像のデッサン練習をし始めており、美術史正史を学ぶと共に同時に大友克洋さんや、松本大洋さんなどの作品にシンパシーをよく得ておりなにかこのエントリも懐かしい感じがしました。

>投稿作品のレベルの高さで有名だった「週刊朝日」の「似顔絵塾」に若干16歳でトライしようとしていたなんて、なかなか見所があるではないか、泰山少年よ

「山藤章二さんに最先端の似顔絵技術で勝負できるのは僕しかいない」と思っていたらしい時期があったというのも、懐かしい。私もその頃「僕は似顔絵の神の子だから」と、「BOMB」に投稿していたという事実は、セミの鳴き声が聞こえる季節になるたびに歪んだ記憶として刻まれている。あれから10何年か・・・

勢いが良いです!
ファンとしては上手いのはさることながら
この貴重な作品公開にぐっと来ますw

おお~、猪木だ

こんにちは。
古舘が「台所の窓ガラスに映ったママレモンの容器のようなシルエット」と評した頃の猪木でしょうか。プロレス的デフォルメ=プロレス的、ですね。視線の角度から、見ている私の横に敵、シンやハンセンがいるような錯覚を覚えます。

大友克洋の影響、とはよく聞きますが、門外漢の私にはイマイチよくわかりません。(『童夢』で、おじいちゃんが壁にめり込む様子を描写して、その圧力を表現したのは凄いとわかりますが。)お忙しいことと存じますが、“大友以後なら、こんな感じ”という絵を描いていただけると嬉しいです。

勢いがあるなあ。目の表情とかちょっと浮世絵師っぽい。
しかし、ハガキの宛名の「週刊」の「週」の字。もしかして間違って「過」って書いた?(笑)

Re: タイトルなし

887様>

あちらでは毎度どうも!
自分の場合は一般大学入試の受験勉強が面倒で、高三の二学期という土手際(談志風に)で 美大進学を決めたようなミーハー野郎でした。
で、「現代美術入門」を読んで知ったぶって 過去の美術史を全否定したりして...甘酸っぱくも気恥ずかしい青春は誰にでもありますね(笑)
でも、日本美術を含めた美術正史は改めて勉強したい心境になってます。目下。

Re: タイトルなし

naoちゃん>

ありがとう!
全然貴重ではない単なる小僧の落書きですが(笑)
また機会があったらUPしようと思ってます。

Re: おお~、猪木だ

lunaleclipseさん>

恐縮です。久々にコメント欄を使ってみました(笑)
当時は猪木が良い表情やコンディションを保っていた最末期でしょうね。この直後ぐらいから糖尿を患ったり海外での事業が失敗したりで急速に試合のクオリティが低下していった気がします。

大友克洋に関しては、彼は手塚治虫以来のマンガの表現手法に於けるエポックメイキングな存在であったと思ってます。そしてそれ以降、その先の斬新さを提示するような作家はいまだ現れていないと個人的には憂いている次第です。

>“大友以後なら、こんな感じ”という絵を描いていただけると嬉しいです。

私の中の大友克洋的なものは最早完全に血肉化されているので、今意識的にそういうアプローチを試みるとすれば、おそらく単なる「模写」になってしまうでしょうね(笑)

Re: タイトルなし

あずき軍曹さん>

ありがとうございます。
手前味噌ですが、他の絵を見るともうちょっとデッサン力がしっかりしてるのですが、おそらくテクニックのある強者常連揃いの「似顔絵塾」への投稿ということを意識して破天荒さを強調したのかも知れませんね。

> しかし、ハガキの宛名の「週刊」の「週」の字。もしかして間違って「過」って書いた?(笑)

当時はやたら「過激な~」とか「超過激~」なんて言葉が巷を躍ってましたから、それに影響されたのかも(笑)

改めて気づくいたり

こんばんわ。
限定的とは言え、コメント欄の復活は嬉しいです。

TAIZANさんのデヴュー前の絵、というのは
なかなか貴重だと思います。

このA猪木は、被写体本来の熱さと描き手の熱さが
一体になった相乗パワーを感じます。

ちょっとプロレススーパースター列伝を思い出したり。

眉毛の大胆さが目を引きます。

少年の頃の絵って、今、振りかえると
その瞬間しか持ってなかったもの等に
改めて気づいたりするのではないでしょうか

そして、また、今の自分に立ち返るみたいな

次に紹介される絵も楽しみにしています。

Re: 改めて気づくいたり

以前、スギタさんが某SNSの日記でご自身が高校時代に描いた絵を公開されてましたが、若い頃って誰もがアーティストとしての可能性や気質を持っているものだと思うのですよ。その対象が絵だったり、音楽だったり。
で、大抵の人は成人してやめたり諦めてしまうけど、たまたま続けられる環境の人間はいつまでも続けているという。
只、それだけの違いのような気がしてます。根っ子はみんな同じですね。

次作もとっておきのヤツをUPします(笑)

タイトルの誤植、すみません。

私のコメントタイトルの誤植、すみません。

若い頃のアウトプットでも
よくTAIZANさんが仰る"単なる初期衝動の発露"と
"後々にも脈打つエッセンスがあるもの"があるんでしょうね。

後々につながるエッセンスは、初期のものあっても
本質に近いものでは、と思いました。


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