硬派の宿命・野望篇

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Family

私の少年時代に、米国で大ヒットしたTVシリーズとして鳴りもの入りで放映された『Roots(ルーツ)』。アメリカに於ける黒人に対する人種差別の歴史をこのドラマを通じて初めて知った。

西アフリカから奴隷として北アメリカへ強制連行されたクンタ・キンテは「トビー」という通名を与えられるが、自由への意思の強い彼は度々農園からの脱走を繰り返し試みる。

人一倍健脚な上に不屈の心を持った彼を畏れた農園主はその挙げ句、二度と脱走が出来ないよう右足の先端を斧で切断してしまう(その際クンタは「足を切るか、男性のシンボルを切るか」の決断を迫られ、結局足を選んだ)。

不具になりながらもクンタ・キンテは「何時かは自由の身となる」という希望を捨て切れず日々を悶々と過ごしていたが、そんな彼を「この土地」に踏み留まろうと決意させたのは「家族」。妻と生まれたばかりの娘の存在だった。

クンタは娘に、自分の出自・家系(ルーツ)を詠み聞かせる。
それは娘から孫へ、そしてその子供たちへと伝承されてゆくこととなる。



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