硬派の宿命・野望篇

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燃える指

昨夜、一日の作業ノルマを終えそのままPCの前で「とりあえず一服」しようと思い、やおら愛用のパイプに煙草を突っ込み始める。
ちょっと前に阿佐ヶ谷で入手した、50年代のオイル式だった頃のダンヒル(前日の記事の写真に写っているやつ)で着火しようとしたが、丁度オイルが切れていた。

ライターの底蓋を外し、ジッポーのオイル缶からちょろちょろと注油する...この間、集中力を要する作業が終わった直後だった為に、ずーっと放心状態。これがいけなかった。

ぼーっとしながらパイプをくわえてボウルの中に詰まった葉に火を点けようと右手親指でライター側面にある着火ホイールを回す。

ボンッ。

次の瞬間、ダンヒルを握る右手がめらめらと青白い炎に包まれていた。
注油した際、ライターの外装にオイルがあふれ出てしまい、浸透性がよいから指先にまでまんべんなくいき渡ってしまっていたのだ。引火した際の炸裂音に驚いて、ようやく朦朧としていた頭が正気に戻った。
さほど慌てることもなく、ブンブンとスナップを利かせながら手首を勢いよく振って鎮火させる。3,4秒は燃えていただろうか。

「あー、またやっちまった」

実は9年前にも同じように右手を炎上させたことがあった。
大船にあった独身時代の家人の住居にて休日を過ごしていた夜で、やはりオイルをひたひたにしたジッポーで着火した際に炸裂音と共に右手全体が燃えてしまった。原因は今回と同じくオイルの入れ過ぎだった。指毛がすべて消失した際の焦げ臭さをいまだに記憶している。

その時は鎮火後すぐに水の入った洗面器に手を突っ込んで冷やしていたのだが、5分ぐらい経ってから指全体に刺すような痛みが走り始めた。
丁度晩飯前だったのだが、とてもじゃないが箸など持てる状況ではない。水の中から出し空気にふれた途端に指の皮膚全体にズキズキと激痛が走るのだ。そうこうしているうちにどんどん痛みがひどくなってくる。
我慢出来なくなったので最寄りの救急病院の夜間外来へ駆け込んだ。幸い家から徒歩数分の距離だったので、水を張った洗面器を左手に持ち、右手を水に浸けたまま向かった。

美人の担当医から「軽いヤケドだからひたすら水で冷やすしかないわね...それでも痛かったら明日お薬をあ・げ・る」と色っぽく突き放され、再び痛みに耐えながら帰宅する。確か晩飯は左手で食ったんじゃなかったろうか。
翌朝目覚めると、昨夜の激痛は大分緩和されていた。再び病院を尋ね美人の先生から処方薬を受け取る必要は残念ながらなくなったわけだ。
しかし、その後数日は指先の皮膚が火ぶくれして感覚が鈍くなり、細かい作業が出来なかった。一週間ほど経つと猛烈に痒くなり、角質化した皮膚がまるで日焼けの後のようにボロボロと剥がれ落ちていった。

...と、まあ、こんな経験をしていたので、厭な予感がした。しかも今回は大事な仕事を抱えている真っただ中だ。右手が使えなくなったら終いである。
急いで洗面所へ行き、前回と同じく流しにたっぷりと水を張って右手を突っ込む。数分浸しながら指先に神経を集中してみるが、痛みはまったく感じない。
水から出してみると、部分的にヒリヒリとした疼痛はあったが、我慢出来ないほどではないのでこのまま放ったらかして眠ってしまった。

一夜明けた今ではすっかり回復している。
しかし不思議だ。9年前とほぼ同じ状況だったにも関わらず、何故か今回は大事に至らなかった。今の私には仕事の神様が付いてくれているのであろうか...なんてオカルトっぽい考えが頭を過っても仕方あるまい。それとも「ツラの皮」もろとも「指の皮」まで厚くなったのか。

皆さん、オイルライターへのオイルの入れ過ぎには十分注意しましょう。

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