硬派の宿命・野望篇

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都井岬

日南海岸を南下し都井岬へ。家族が三人になって初めての一泊旅行。

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生憎の曇天だったが、岬から海を見下ろす風景はその天候も相まって、絶景というより荘厳だった。

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帰りは午前中から雨が降り出して、予定していた鵜戸神宮に立ち寄れなかったのが残念。こちらはまたの機会に改めて。

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「大海」で昼食。ここの伊勢海老の味噌汁は最高に美味い。

Blue Island

台風一過の晴天に恵まれたので5年振りに青島へ。

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青島神宮内の奥に在る「元宮」周辺に鬱蒼と茂っている熱帯植物の森。
馴染みのある朱色の社殿にエキゾチックな南洋の樹木というマッチングが面白い。これは遥か昔、黒潮に乗った神様が遠く南海からやって来たという証であろうか。

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観光地のお約束。こういう俗っぽさって、個人的には大好きだ。

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今回は作業の合間に駆け足での下見。娘にとっては生まれて初めて間近で見る海、受ける潮風だった。
梅雨が明けたら改めてじっくりロケハンしてみたい。

Hard Rain

一泊で福岡へ。
宮崎に来てからは初めての県外遠征。高速バスを利用して片道4時間掛けて九州を南北に縦断する。

ツアー中のircleのメンバーと合流して雨の天神を歩く。
その後、彼らのレコーディング現場へお邪魔する。その間に暫し打ち合わせ。これが今回の訪福のメインの用件。

帰りは独りで中洲の屋台で一杯、と考えていたのだが、生憎この日は腹の調子が悪くてコンビニでビールを買ってホテルで晩酌。

翌日は雨が上がっていたので、ホテルをチェックアウトしたその足で西新に在る寺へ先祖の墓参り。
4年前に親父と五島へ行った帰りに立ち寄ったことがあったので、迷わず墓石を発見。五島からこちらに渡って来た曾祖父さんと、所沢の霊園から小分けされた爺さんの骨に、娘の誕生と現在訳あって九州に滞在している旨を報告する。

手を合わせ寺を後にしようとした途端、再び激しい雨が降ってきた。以降、夜半に宮崎に到着するまでずっと雨に降られ続けたとんだ一日だった。お陰で予定していたロケハンを敢行出来なかったことが誠に残念。

そこで一句。

なん時か リベンジするぜ 祖先の地

お粗末様でした。

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cloudy sky

作業が一段落。
先日、長らくの禁酒を解禁したので、昨夜は数ヶ月振りに芋焼酎で晩酌。思えば焼酎を飲むのは、娘が生まれた直後に家族と近所の蕎麦屋で祝った時以来だ。

今朝は昨夜までの雨も上がり、柔らかな陽光が降り注ぐ。
それでもブ厚い雲に覆われた曇天は相変わらずで、青空はいまだ見えず。

週明けには次の作業が待っている。
達成感に浸っている場合ではない。

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リンク集について

拙ブログをご覧の方はお気付きかも知れませんが、ちょっと前よりリンク集をサイドバーより外しました。

明確な理由としまして、今回の震災の後にtwitter等で、それまで抑えられていた様々な方々の様々な思いや矜持が一気に外側へ表出することになり、各人の考え方や生き方の違いをまざまざと見せ付けられた結果となりました。

私個人としましては「自分は自分、他人(ひと)は他人」という思いを貫いていますので、他者が如何に自分と異なった思考を持とうと一向に構わないと考えています(というか、そもそも同じ訳がないという諦念が根底にあって当然だと思ってます)。
しかし、それが我慢ならないと思われる方がいらっしゃること、そしてその結果、これまでの関係が壊れてしまった方がいらっしゃることもまた事実です。

それでも私は、誰かのリンクは外して誰かのものは残す、等という行為は到底出来ません。
ということで、奇麗さっぱり、すべてのリンクを外させて頂きました。関係各位の方々、ご報告が遅れて申し訳ありません。

尚、これまで繋がっていた皆さんのブログは以前と変わらず拝見させて頂いてます。
たとえリンクが外れても、その程度のことで壊れる脆弱な人間関係などいらない。これが私の本心です。

各々の生活の中で

こちらに生活を移してからすでに1ヶ月が過ぎた。
南国宮崎は春を通り越して、もう初夏のような気候になっている。

娘の体格は一回り大きくなり、表情も豊かになり、これまで泣き声以外に発するのは単発的な嬌声だったのだが、それが長いセンテンスを持った言葉のように聞こえるようになってきた。

ちょっと前に東京の両親が娘の生誕百日の「お食い初め」に合わせて一泊でこちらへやって来た。初節句の祝い以来1ヶ月以上振りに成長した孫の顔が見られてさぞ嬉しかったことだろう。もし地震がなければ、会いたい時にいつでも会うことが出来ていた筈なのだが、この点は気の毒でもある。

それにしても戦中派の両親は強い。毎日のように余震で揺れ続けている都内の実家での生活や原発事故の放射能漏れに対する恐怖を間違いなく感じているだろうが、私たちの前では決してその件は口に出さない。むしろこちらが心配して水を向けると、「俺たちは大丈夫だから、とにかくお前はコイツを良い環境で育てることに専念しろ」とだけ言う。

この世代の人たちの特徴として、戦中戦後の混迷期に於ける精神的重圧や物資不足の反動からの快楽追求への旺盛さには呆れ果てるほど軌道を逸したものがあるけれど、逆に死をも恐れぬ居直りと虚無感を常に傍らに横たえていることも事実だ。決して多くは語らないが、子供の頃にすでに一度は死を覚悟していた者はやはり肝の据わり方が違う。これは少年時代から「この人たちには絶対に敵わない」と、親に対してずっと感じていた畏怖心でもある。

二人が、今回東北で被災した親戚たちの安否について積極的に状況を知りたがっていた私に対し、常にドライであっ気らかんとした対応を貫き続けたのも、そんな彼らの資質に基づいたものだろう。
こういう態度を冷酷と思う人も居るだろうが、私は仕方がないことだと思っている。人の死生観、ましてや老い先短い者たちのそれに、余人がとやかく言える筋合いなどないのだから。

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およそ20年振りにレギュラーのLevi's 501を買った。
並行輸入物を通販で注文したのだが、現在は米国産の501は生産終了とのことで、タグを見たらハイチ産だった。しかしこれが正統な「レギュラー」の501である。新品で5000円。安い。

90年代初頭頃から関西の小さなメーカーが細々と研究を重ね製造・販売を始めた古き良き時代のデニムを再現した所謂「レプリカジーンズ」がポピュラーになってからというもの、それまで古着屋で血眼になって探していた数万、数十万もする高価で希少なヴィンテージを買わずとも、2万円ほどで良い風合いになる高品質なジーンズが新品状態で手軽に入手出来るようになった。
私もここ10数年はその手の贅沢品を買って履いていたのだが、最近はそんな「気負い」が面倒になってきた。

そこで原点に帰って、高校生の時に親から小遣いを貰って池袋のデパートで初めて買ったLevi's...501だったか505だったかは忘れたが、どこででも簡単に手に入るごくスタンダードなジーンズを履き潰していきたい、余計な付加価値など最早必要がない、と思えてきた。

糊付けされてパリパリになった板のようなリジッド(未洗い)のデニムを裏返して洗濯機に放り込む。ピーカンの陽光の下、娘のオムツや衣類と一緒に物干で乾かすと、生地がギュッと縮んで自分の身体にピッタリのサイズになる。これが501の特長である伝統の「シュリンク・トゥ・フィット」だ。

これから新しい生活を続けていく上で、この501を日々履いていこうと思っている。毎日の生活の轍が、段々とこのジーンズに刻み込まれていくことだろう。

役割

南国の陽光を浴びて、ここ数ヶ月の間に蓄積された疲労も大分回復してきた模様。私は元気です。

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昼間はもう初夏のような晴天と強い日差し。

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およそ五年振りに市街地へ。
海の近くに巨大なモール街が出現したことで寂れていた繁華街。より一層閑古鳥の鳴いた状態に。今は何処の地方都市も同じ様な状況か。

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そのモール街の中にある「風来軒」のラーメン。
宮崎ラーメンは他の九州ラーメンと同じくとんこつスープではあるが、かなり濃厚。麺も博多風の細くて白いストレートではなく、太くて黄色く縮れたものがポピュラー。こってり好きにはたまらない。

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他人に迷惑掛けないなら「てげてげ」(宮崎・鹿児島弁で「そこそこ、適当に」という意)でもいいではないか。何せしょっ中火山灰が降って来るのだ。そういう思考でなければやってられないお国柄。

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殺伐としたネットのルツボから離脱して、ちょっとこちらで一服して行って下さい。私がここで出来る役目ってそんなことか...なんて思っている。

誰もが現状に苛立ち無力感に包まれているけれど、我々「銃後」の人間が必要以上に狼狽えていてはいけない(無関心過ぎるのも問題だが、そんな能天気な馬鹿は今時居ないと信じている)。
夫々のやるべきことは何れ時間の経過が明確にしてくれることでしょう。その時が来るまで、各人がひたすら己を磨いておこうではないか。

子育てと近況

段々とこちらの生活にも慣れてきました。

近況としまして、家人の実家の一室を間借りし、現在は其処を仕事場としてます。
まるで要塞と化していた自宅の仕事場と違い、日当りのよい畳敷きの部屋。そこで毎日PCの前で正座して、東京と何ら変わらない環境・ペースで作業を進めています。

昨日は義妹と共に一家でフェニックス自然動物園の辺りへ桜を見に行きました。思えば昨年も大分でircleのワンマンを観た翌日に福岡へ出て友人と花見をしたのだった...二年連続、九州で満開の桜を眺めたことになりました。

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娘の成長は目を見張るもので、この三週間ほどの間でも以前と比べて表情も豊かになり、時折あげる嬌声も言葉のような抑揚が感じ取れるようになりました。首が据わって身体の中心が意識出来るようになったのか手足の動きにもバネと力強さが増した気がします。そろそろ体重も出生時の倍近くになるでしょう。

そんな娘の活き活きとした姿を見ているからか、家人に母親としての柔和な包容力が増してきた気がします。これは只でさえ初めての子育てで慣れない日々を過ごしている上に、現在の都内での不安な環境(取り越し苦労かも知れませんが)に身を置いているという緊張感から解放されたからだと思ってます。それだけでも、今回の私の判断は間違ってなかったと確信している次第です。

毎晩三人で「川」の字になって寝る時、隣で眠る小さな母子の姿を眺める度にどうしても今度の震災で被害に遭われ、今現在避難所で生活されている小さいお子さんやお母さんたちのことを考えてしまい胸が締め付けられる思いです。
特に乳児を抱えた母親の精神的・肉体的な疲労は平常の生活に於いても我々男性には理解不能なほど過酷なことはこの三ヶ月間一緒に暮らしていて私自身も痛感しました。そして更に不便な環境での子育てを余儀なくされている方々がいらっしゃるという現実。

現在、ネット情報も錯綜している状態で、遠く離れた土地に居る人間としては具体的に何をなすべきかが正確に、正常に判断出来ないのが現状です。今後も微力ながら目に付いた確かな情報を拾い、私の判断で提示させて頂ければと考えています。

・非常時の子育て情報サイト <こどもちゃれんじ> 公式サイト
・非常時の子育て情報サイト <こどもちゃれんじ> twitter

仕事場

午前中に東京から発送した荷物が届く。
義父の図らいで、家人の実家の一室を貸して貰うことになり、早速送られてきた愛用のMacをセッティングする。これでようやく仕事場が確保された。

私たちフリーランサーは常に回遊魚の如く自分の食い扶持を確保し続けていかなければならない。生活の保障がないのだ。そうなると仕事場の有無は死活問題となる。

先々週、家族を連れて宮崎に一時滞在した際、PC環境を丸々東京に置いて来たので丸々一週間まったく作業をすることが出来なかった。これは完全に自分の未熟さ・居たらなさであるが、紙と鉛筆と消しゴムだけでは現在の私は羽根をもがれた蝶のように何もすることが叶わないのが現実だった。

幸い、今は受注や打ち合わせをメールや電話で済ませ、オンラインで仕事のデータの納品が可能になっている。ある意味、環境さえ整っていれば地球上の何処ででも作業が可能なのだ。私は迷わず決断し、先週末に単身東京へ戻った。
...こうしてやっと今日から二本の足で立てるようになった。昨日のブログ記事冒頭の言葉も、ようやく私ごときが口にしてもいいと思える状態になった。自立すら出来ない人間をが他者を支えることなど不可能だと私は思っている。

これから、私にやれること、やるべきことを、新しい環境で続けていきます。

ゼロから...

改めまして、東日本大震災の被害で亡くなられた方々のご冥福を、そして現在被災地で不自由な生活を余儀なくされている皆様へのお見舞いと一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。



ミネアポリスの友人から長い手紙が届いた
バレンタインの頃には海を越えて行くんだと
それでゼロから それでゼロからやり直すんだって
だからゼロから 俺もゼロからやり直すんだ...

(マンボのボーイフレンド / 麗蘭)

まずは一刻も早く自分の足下を固めなければ、
遠くの空の下に居る方々へ想いを届けられるだけの状態にならなくては。

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泰山 / TAIZAN

Author:泰山 / TAIZAN
I'm a man.
I'm just an average guy.

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